スマートフォンの機能もますます多様化し、無料で楽しめるオンラインゲームやYouTubeについ没頭してしまう方もいらっしゃると思います。その結果、スマートフォンの通信量が毎月上限を超えてしまい、一段上の料金プランに変えようか迷われている方も多いかも知れません。

そんな悩みをお持ちの方は、ポケットWi-Fiの導入を検討されてみてはいかがでしょうか。ポケットWi-Fiがあれば家でも外出先でもインターネットに接続できるので、スマートフォンの料金プランを安いものに変更して、接続をWi-Fiに1本化すれば通信費を下げることも可能です。

新規加入のキャンペーンを行っていることも多く、キャンペーンの特典を利用すれば、通信費をさらに節約できる場合もあります。しかし、ポケットWi-Fiにも多くの種類があり、何を選んだらよいかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。このコラムでは、ポケットWi-Fiの選び方について解説いたします。

ポケットWi-Fiの種類

ポケットWi-FiポケットWi-Fiとは、バッテリーを内蔵した携帯できるWi-Fiルーターのことです。モバイル通信回線を使って外出先でもインターネットに接続が可能です。 無線LANに対応したPCやスマートフォン、タブレット、ゲーム機であれば、無線で同時に10台以上接続できたり、10時間以上連続で通信できたりする端末も登場しており、とても便利になっています。

ポケットWi-Fiのサービスは、大きく4種類に分けられます。「WiMAX」・「ワイモバイル」・「docomo(ドコモ)」の3種類と、格安SIMとSIMフリーモバイルルーターを組み合わせて使う方法です。

次に、それぞれの特徴について簡単に説明します。WIMAXとは、KDDIグループであるUQコミュニケーションズの回線を利用しているポケットWi-Fiで、20社以上のプロバイダがサービスを提供しています。高額なキャッシュバック特典があり、プロバイダによっては端末も無料なので、他のサービスと比べて金額面の負担が少ないと言えます。

ワイモバイルは、ソフトバンクの回線を利用しています。通信速度が速く、月間の通信量に制限のないプランもありますが、そのプランを利用する場合、通信エリアは限られてしまいます。ソフトバンクが提供するWi-Fiスポットが利用できるというメリットがあります。

docomoは、通信エリアが最も広いのが特徴です。登山シーズンなら富士山頂でもLTE通信が可能です。通信速度が国内最速の「PREMIUM 4G」というサービスを提供していますが、利用できるエリアはまだ大都市圏に限られています。月額料金は比較的高めな傾向があります。

最後に、格安SIMをSIMフリーモバイルルーターに挿して利用する方法です。格安SIMとは、docomoまたはauの回線を使って、MVNOがサービスを提供している通信プランのことです。MVNOとは、携帯電話などの無線通信インフラを他社から借りて、サービスを提供している様々な事業者の総称です。docomoと同様、広範囲で利用できることやプランの種類が豊富です。また、格安SIMのデータ専用プランなら解約の際の違約金がないので、解約のタイミングが自由というメリットもあります。ただし、通信速度に関してはやや安定感に欠けるというデメリットもあります。

速度制限ルールの違いについて

混雑時を除けば、基本的にどのポケットWi-Fiを選んでも、インターネットの閲覧に問題ない通信速度は出ます。ポケットWi-Fiで最も注意すべきなのは通信速度ではなく速度制限に関するルールです。

速度制限には、大きく分けて二つの種類があります。月間で所定のデータ量を超えたときに速度制限がかかる「月間制限」と、3日間で大量の通信を行った場合にかかる「3日間制限」です。速度制限のルールは事業者や選択するプランによって異なります。

たとえば、WIMAXが提供する月間制限のない「ギガ放題」プランは、3日間の合計データ量が10GBを超えると、翌日午後6時から約8時間、通信速度がおよそ1Mbpsに制限されるというルールになっています。1Mbpsというと、速度が制限されても動画の視聴ができるレベルなので、そこまで困ることはありません。

また、docomoの「ウルトラデータLLパック」というプランは、3日間制限はありませんが、月内の使用量が30GBを超えると、通信速度が月末まで128kbpsに制限されます。その場合、インターネットの閲覧もできないほど低速化してしまうので、注意が必要です。

このように、ポケットWi-Fiの種類やプランによって速度制限のルールは大きく変わります。自分の使い方に合わせて、最適な機種やプランを選択しましょう。

契約期間にもルールがある

ポケットWi-Fiには、契約期間が定められています。WiMAXは2年もしくは3年、docomoが2年、ワイモバイルが3年間となっており、それ以内に解約すると違約金が発生するので注意してください。格安SIMに関しては、先ほども述べたように契約期間の縛りがありません。

自宅に光回線を引いていて、外出先で使うためにポケットWi-Fiを契約したいという方の場合、全く使わない月があっても料金が発生してしまう場合があるので、注意が必要です。もし海外に転勤する可能性のある方や、通信エリア外の地域に引っ越しする予定のある方は、格安SIMを選ばれると良いかもしれません。

まとめ

ポケットWi-Fiを選ぶポイントは、まず各社の製品とサービスの特徴を知り、料金や通信エリアを比較することです。お使いのスマートフォンやタブレットなどの端末を販売している事業者が提供するサービスを選べば、お得な料金で利用できる場合もあります。

どのような通信プランがあるかということもポイントです。通信プランを選ぶ際に気を付けたいのが、速度制限に関するルールです。インターネット回線の渋滞を防ぐために、各社とも月間あるいは3日間のデータ通信量に制限を設けていますが、制限がかかる通信量だけでなく、制限がかかった場合の速度についてもチェックしておきましょう。

また、契約期間についても違いがあります。それぞれ決められた契約期間があり、その間に解約すると違約金が発生するので注意が必要です、ただし、格安SIMに関しては契約期間のルールがありません。

ポケットWi-Fiのサービスは、利用者にとってどんどん使いやすいものになっています。高性能な機種も登場し、高速通信できるエリアも拡大しています。各社のサービスの違いを踏まえて、自分のニーズに合ったものを選択しましょう。

〈参照HP〉
モバイルWi-Fi各社の速度・特徴・費用の徹底比較表【保存版】 | モバイルWi-Fi最安リサーチ!